小松未歩 6th 〜花野〜
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発売日 2003.9.25


☆曲目リスト

1 mysterious love 8 君さえいれば
2 ふたりの願い 9 チャンス〜RECHANCE〜
3 通り雨10 Last Letter
4 楽園11 特別になる日
5 明日を待てずに12 僕にあずけて
6 大空へ13 私さがし
7 渇いた叫び 


 ほぼ1年に1枚の割合でオリジナルアルバムを出している,小松未歩さんの6枚目のアルバムです。今回のテーマは,

  「秋の野に咲く 色とりどりの花を そっと手渡しするように
          この曲たちも そっと… みなさんに届けば 嬉しいです。

                        (小松未歩さんの公式HPより)

だそうです。前作の「〜source〜」以降の17th,18th,19thシングルの中より5曲,5thシングル「チャンス」のリミックス,FIELD OF VIEWやDEENに提供した楽曲のセルフカバー3曲,そしてこのアルバムのために書き下ろした4曲の,合計13曲が収録されています。


☆曲紹介


1 mysterious love   作詞/作曲;小松未歩 編曲;徳永暁人

btk1.gif  ココをクリック!!→シングル「mysterious love」のページへ


2 ふたりの願い   作詞/作曲:小松未歩 編曲:小林哲

btk1.gif  ココをクリック!!→シングル「ふたりの願い」のページへ


3 通り雨   作詞/作曲:小松未歩  編曲:徳永暁人

 本人曰く。「脈絡なく展開するメロディーラインをどんな風にねじ伏せてくれるのか,本当は内心ドキドキでした。が,アレンジを一聴したあと,スタッフと顔を見合わせてニンマリでした。」
 確かに,曲全体が何だか不安定な感じがしますね。それが,この曲の歌詞全体に流れている,主人公の女性の不安定さを表しているのだと思います。普段,ワガママで計算高い女性が,ある日突然の出会いで素直で真っ直ぐな愛に走っていく姿を描いた作品です。


4 楽園   作詞/作曲:小松未歩  編曲:池田大介

 ミディアムテンポの骨太なバラードで,聴く人の胸に,ズンズンと入り込んでくる曲です。この曲のテーマは,「絶望の淵に射し込む一筋の光」。このテーマがもっともよく表れたフレーズは,

  「孤高に光る一粒の星も 誰かのために 輝いてる
       あなたといれば 小さな私でも 愛で世界を救えそうで


だと思います。でも,この歌詞で,主人公の女性が一番にいたかった事は,

あなたがいれば どんな場所も きっと楽園だと呼べるから

の部分だと思うのですが,どうでしょうか?(ニヤリ…!)


5 明日を待てずに   作詞/作曲:小松未歩  編曲:古井弘人

 公式HPのセルフライナ−ノーツには「照れくさい言葉をつめ込んで90年代前半を意識して作ってみました。」と書いてありました。演奏自体,少し懐かしさを感じるような気がします。照れくさい言葉というのも,「ダーリン 早くわたしに逢いに来て」「1秒でも一緒にいたい」「わたしだけの特等席」など,てんこ盛りです。(ただ,80年代のアイドル歌謡はもっと赤面する言葉のオンパレードですが…。歌詞カードを見ると,寒気がするぐらい。その作詞者の中には,松本隆とか竹内まりやという人達の作品が…。(特に竹内まりや作詞の堀ちえみ「待ちぼうけ」は凄いです。)
 歌詞の内容は,まぁいいでしょう!甘いラブソングです。あと,セルフライナ−ノーツの本人のメッセージに,次のような事が載っていました。

  「最後の最後に出てくるメロディーは歌詞カード片手に,
                 耳をそばだてて聴いてもらえると有り難いです。」

よく聞くと聞こえてきます。


6 大空へ   作詞/作曲:小松未歩 編曲:岡本仁志

 FIELD OF VIEW(1st BEST Album : SINGLES COLLECTION +4に収録 1997.10.08)に提供した曲のセルフカヴァー・ナンバーです。「大空」へ飛び立つように,自分の夢に向かって飛び立っていこうという,人生の「応援歌」です。その部分が,

  「大空へ
      羽ばたこう 誰よりも一番高く 無謀なことだけれど
                           力の限りを知りたくて
      どこかで彷徨い つまづいたって
                焦らないで しばらく休もう 風に身をまかせ


ただ,小松さん風の味付けで「焦らないで しばらく休もう 風に身をまかせ」という,無理せずいこう!というメッセージがしっかり付いています。実は,私自身,この部分が一番好きなんですよね。


7 渇いた叫び    作詞/作曲:小松未歩  編曲:徳永暁人

 これも,FIELD OF VIEW (シングル 1998.5.20)に提供した曲のセルフカヴァー・ナンバーです。前の「大空へ」は違和感を感じませんでしたが,この曲は,何となく違うな…,と感じてしまいました。まぁ,男性グループに提供した曲ですし,そのグループに合わせた詞・曲作りをしているので,当然だと思います。間奏の部分が結構いいです。


8 君さえいれば   作詞/作曲:小松未歩  編曲:大賀好修

 セルフカヴァー・ナンバーが続きます。これはDEEN(シングル 1998.5.27)に提供したものです。DEENの時にフジTV系アニメ「中華一番」のオープニングテーマでした。どうも聴いた事のある曲だと思ったのですが,「中華一番」関係でしたか…。この「中華一番」には,小松さん自身の歌はないのですが,始まったときにエンディングテーマ曲 辻尾有紗の『青い空に出逢えた』(1stアルバム「謎?」でセルフカバー)やこの曲を楽曲提供しています。

☆中華一番について

 実は,私自身,このアニメが好きで毎週見ていました。
 「中華一番」は,1997年4月27日から1998年9月13日までの1年半にわたって,日曜日夜7時30分〜フジテレビ系でオンエアされていました。全部で52話。
 この番組のオープニングとエンディング曲は,私好みの曲ばかりでした。最初のオープニングテーマ曲は大黒摩季の『空』,エンディングは新人辻尾有紗の『青い空に出逢えた』。秋よりオープニング,エンディング共に変更となり,オープニングはZARDの『息もできない』,エンディングは七緒香の『ミネラル』。更に第37話(98年5月)より変更になり,オープニングはDEENの『君さえいれば』,エンディングは宇徳敬子の『風のように自由』でした。

 さて,DEEN版が,男の子の冒険・料理アニメ(中華一番を表す言葉を,これ以外思いつきません…!)のオープニングテーマだったので,力強さと躍動感を感じる曲だったのに対して,小松さん版「君さえいれば」ですは,サラリとした爽快感を感じられる出来になっています。DEENより少し繊細かな?


9 チャンス 〜RECHANCE〜   作詞/作曲:小松未歩  remix/麻井寛史

 5thシングル「チャンス」のリミックスバージョンです。歌詞は,シングルと変わっていません。「ワープして 覗きたい 20世紀の結末を」の部分が,少し時代を感じますね。(1998年8月発売ですので…)
 リミックスについては,人の好きずきですので…。個人的な感想を言わせてもらえば,オリジナル(シングルバージョン)の方が好きです。小松さんの初期の曲は,編曲センスがいい曲が多いので,リミックスは評価していません。そのため,リミックスアルバムは買わなかったのですが…。


10 Last Letter   作詞/作曲:小松未歩  編曲:池田大介

 もの悲しさが感じられる曲調です。まぁ,題名が「Last Letter」ですので…。内容は,自分から彼の元を去った女性が,彼から,結婚の報告の手紙をもらったという内容です。この主人公の心の内が,よく描かれています。ぜひ,歌詞カードを手にしながら,聴いてもらいたい曲です。けっこう,ジ〜ンときます。


11 特別になる日   作詞/作曲:小松未歩  編曲:岡本仁志

 すごく,広い,広い世界を感じさせる曲調です。イメージは,中国!そんな感じですね。
 歌詞の内容に関しては,題名の「特別になる日」から考えて,歌詞の「あなたにとって 私だけが特別になるなら」の部分に全てがつまっていると思います。


12 僕にあずけて   作詞/作曲:小松未歩  編曲:大賀好修

 公式HPのセルフライナ−ノーツには「セルフカバー曲をREC中に制作していたからでしょうか,男の子目線の詞になってしまいました。」と書かれていました。確かに,曲調も歌詞も,男歌風になっています。編曲も,少しロックしていますね…!?でも歌詞は,女性の思い描く男歌なんですよね。まぁ,小松さんの声で歌われると,かわいく感じられる気がします。つまり,この歌は,女性が思い描く「僕にあずけて」的情景なんですよね


13 私さがし   作詞/作曲:小松未歩  編曲:徳永暁人

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