☆「Beautiful Fighter」 Lyric & Music Chihiro Onitsuka Arranger Takefumi Haketa C/W:嵐ヶ丘 発売:2003/8/20
☆Beautiful Fighter Dr.Sick 私の目が覚めないようにと そんな治療もバナナの薬も もう十分 Mr.Tech 「頑丈な義足を君に」と でもそれじゃ速く走れないの 褒めてよ 利口な口唇を Beautiful Fighter Grateful Slider ここが世界の中心だと Beautiful Fighter Wonderful Danger 右手を上げて 私に示して Beautiful Fighter Sister.Low 無差別に等しいまねより 意味深な教えを体で悟って 少しニヒルに Come and Go やがては通り過ぎて行くもの 覚悟できてる それならせめて 華やぐネオンの装飾を Beautiful Fighter Pessimistic Dreamer 何が素敵な法則かを Beautiful Fighter Working it harder 力を抜いて 自分に示して Beautiful Fighter 楽になる事にとても興味は無いと やめないでエンターティナー もう少し Beautiful Fighter Grateful Slider ここが世界の中心だと Beautiful Fighter Wonderful Danger 右手を上げて 私に示して We're just fighters We're just strange flowers Makes one seriously,makes one dirty It's just a fighter Graceful answer Now close this door,and open next door Beautiful Fighter lyric Chihiro Onitsuka 今回は,ピアノレスの本格的なロックサウンドに仕上がっています。ただ,今風のロックでなく,懐かしさを感じる…,そんなサウンドです。そこが,鬼束さんらしいのですが。 題名の「Beautiful Fighter」をサウンドで表現するとこのようになるかな,という感じです。全治的に,何かに向かって走り続ける,何かに挑み続ける,そんな感情を,エレキ&アコースティックギターできざまれたサウンドと鬼束さんの声によって,よく表現されています。試合数日前のボクサーが,減量の苦しみやこれから戦う相手の幻を振り払いながら,夜の道をひたすらトレーニングしながら走る〜何かどこかで見た映画のワンシーンですが,この曲を聴くと頭の中で流れてくるのは,私だけでしょうか…? 〜P.S〜 9月9日の検査の結果「声帯結節、要1ヶ月前後の静養」と診断され,当分のコンサートやイベントは中止になり,しばらく休養するみたいです。歌手の命である声帯の病気ですので,あせらず,しっかりと直して,再びあの声を聴きたいですね。前回の休養の復帰後,飛ばし過ぎたためなのかな…? 〈歌詞について〉 歌詞を一通り読むと,一応”応援歌”だと思います。歌詞と曲が合っていると思います。ただ,鬼束さんの歌詞ですので,直球勝負ではありません。例えば, 「Dr.Sick 私の目が覚めないようにと そんな治療もバナナの薬も もう十分」 や,これと同じように,「英語(人名)+シニカルな日本語の歌詞」の部分は,そこだけ読めば少々ネガティブな気がします。しかし,歌詞全体を,「前向きに挑み,戦っていこう!」というふうにとり,この少々ネガティブなところを読めば,別の世界が広がるような気がします。先ほど例に出した,「Dr.Sick 私の目が覚めないようにと そんな治療もバナナの薬も もう十分」も「Sick医師(Sickは病気の意味だから,この医師は病気を治す医師ではなく,心やからだを良くしない医師なんだろうな…),治療も薬ももういらない。あなたが,いくら私のFighterとしての感情を眠らせたままにしたいからといっても,もう目覚めて,立ち上がるわ!」と考えることも出来ます。どうでしょうか? 歌詞の内容でいうと,どことなく1stシングルの「シャイン」に通じるものがあると思います ちなみに,今までの鬼束さんらしい歌詞が好きな方は,カップリングの「嵐ヶ丘」の方がおすすめです。「そして私は怪獣になった…」など,歌詞のあちらこちらに,鬼束ワールド炸裂です。 ☆ お知らせ… みなさんから,掲示板(現在は設置していません)やメールで「Beautiful Fighter」についてのご意見や感想をいただきました。そこで,みなさんからもらったご意見をまとめたページをつくりました。もしよかったら,ご覧ください。 |