「シャイン」
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 ☆「シャイン」  Lyric & Music Chihiro Onitsuka
          Arranger Nozomu Tsuchiya
          C/W:BACK DOOR

発売:2000/2/9


☆シャイン

恐れのない空気
私は幼く
曇った気持ちを葬ったわ

干からびた笑顔
細い両腕は
何度でも毒にまみれながら

It pressed me(それは私を抑圧し)
It pressed me(抑圧し)
It blamed me (責めたわ)
again and again(何度も何度も)
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を日を
願ってた

痛みを清める
鮮やかな花吹雪
忘却の空は晴れない

It pressed me
It pressed me
It blamed me
again and again
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を

It pressed me(それは私を抑圧し)
It pressed me(抑圧し)
It crushed me(ぶちのめしたわ)
again and again(何度も何度も)
ボロボロになって
起き上がれる日を日を日を日を日を

犠牲など慣れているわ
抵抗などできなかった
血を流す心に気づかないように生きればよい

It pressed me
It pressed me
It blamed me
again and again
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を

It pressed me
It pressed me
It crushed me
again and again
ボロボロになって
起き上がれる日を日を日を日を日を

             lyric Chihiro Onitsuka



 鬼束ちひろさんのデビューシングルです。サビの「It pressed me…〜日を日を日を日を」の歌唱が印象的。強く生きていこうとしている女性を上手く表現していると思います。彼女の声は,独特の色気を感じる声です。それは,決して「かわいい」とか「女性らしさ」というのとは違います。
 彼女の声を聞いていると,強く生きている,いや,生きようと精一杯強がっているけれども,自分の弱さにも気づいていて,そんな自分と日々闘っている,そんな声なのです。そこが,彼女の声に独特の色気を感じる部分だと思うのです。
 個人的には,2曲目の「BACK DOOR」の方が好きです。スローテンポで,彼女の声や個性(歌唱法)に合っていると思います。歌詞も前向きで,ちょっと生きていく勇気をくれるような気がします。


〈歌詞について〉

 人の弱さと強さ。今までの自分を打ち砕き,自分の足で歩き出す。何度打ちのめされようと,そこから這い上がり自分の手でつかみ取る。そんな自分になりたい。なってみせる。この曲から感じた彼女の叫びです。
 「It pressed me」からはじまり,「日を日を日を日を」までのサビが5カ所出てきます。
 最初のサビの部分だけが,「…日を」の後に,「願ってた」がつきます。この部分が,今までの彼女の願望を表しています。自分を抑圧し責めるものを打ち砕いて,そこから旅立ちたい…。そんな願望を出ている部分だと思うのです。
 その後の4つのサビは,願望でなく,これから「なってみせる…」という心意気を表していると思うのです。自分を抑圧し責めるものを打ち砕いて,そこから旅立つんだ。たとえ,打ちのめされても,そこから這い上がり自分の手でつかんみ取るんだ。そんな心意気を…。
 ところで「自分を抑圧し責めるもの」は何を表しているのか?私は,「自分自身」だと解釈しました。私たち自身は,様々なものから抑圧されてたり,責められてたりします。例えば,自分のまわりの人々,世間,社会などなど…。でも,これらを背負っていたり,引きずっているのは自分自身だと思うのです。だから,私たちは,自分を打ち砕き,自分と闘い,たとえボロボロになっても,這い上がり,自分の手でつかみ取ろうとするのだと思うのです。


「自分らしさ」を…。




☆ お知らせ…

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