☆「愛してる…」 作詞／作曲 小松未歩 編曲 大賀好修
Ｃ／Ｗ：足掻き（agaki）
発売：２００１／１２／５
☆愛してる…
華やぐ街に とつぜん雪が降る
出来すぎた情景 私だけがひとり
昨日は横でケンカもできたのに
着飾った今日は虚しい 見ててはくれないから
傷つけ合うためじゃなく
手に手を取り 羽ばたくために出逢った
なんど打ち消しても 募る不安はあるけれど
愛してる… 強い気持ちは
あなたへと ただ向かってる
時には親友で ときどきライバル
たがいを映す鏡だね
目の前にある山積みの問題は
二人を押し黙らせる
嘘はつけないから
ツリーきらめく目抜き通り
肩寄せ合う恋人達が やけに幸せそうで
コートの襟をそっと立てた
教えて… どこに惹かれて
私とこうして居るの？
本当は 今すぐすべてを投げ捨て
ロマンスを地でいきたいのよ
愛してる… 強い気持ちは
あなたへと ただ向かってる
吐息がかかるほど近くにいられる
そのとき抱きしめて I love you so …
冬らしい清涼感あふれるミディアムナンバーです。軽快な曲調の中で，「愛してる…」の曲調が印象的。彼女はこの曲に対して次のように述べています。
「15枚目のこの曲は素直に伝えたい気持ちをタイトルにしてみました。
いま一番私の心に響く言葉「愛してる...」ありふれてるのに言ったり言われたりした記憶ってあんまりない気がして。なので内容も私としてはかなりあま〜いので気恥ずかしいくらいなのですが、描写が微妙だったのでしょうか？別れの歌と間違えられたりもしています。でもそれぞれの解釈で、それぞれの冬を、それぞれに彩って、それぞれの想いをこの曲に投影してもらいたいです。」
恋をしている女性の不安や苛立ち，そして相手（彼氏）に対する愛おしさが歌詞からにじみ出ています。
「愛してる… 強い気持ちは あなたへと ただ向かってる」
がすべてを表していると思うのですが…。この歌詞の主人公の女性は，結構かわいいタイプ（性格的に）だと思うのですが…，どうでしょうか？あと，主人公に一言。早く仲直りしてね。強情張らずに，素直な気持ちで…。
ジャケット写真の雰囲気が変わりましたね。個人的には好きな写真です。（でも，何となくELTのジャケットに似ているような気が…。）
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〜おまけ〜
この「輝ける星〜小松未歩の世界」が，１月１日で１周年を迎えること事が出来ます。そこで，普通は１曲目しか紹介しないのですが，２曲目の「足掻き」の紹介も載せました。
☆足掻き（agaki）
フェアじゃない
あなたのその仕打ちは
青二才の足掻きと失笑ってやる
突き付けた通告も
藻くずとなり消えた
さよなら 愛しい日々よ
気持ち弄んで
余計なモノ全部 削ぎ落とすのね
燻る火種は
まだ答え出せず惑う
傷で巣くった心 照らし出す
口が上手く
見掛けだけのあなたは
差し出された夢を貪り食らう
己しか 愛せない
憐れな人なのね
さよなら 帰らぬ日々よ
吐き出した暴言は
二度と戻らない 決別の証し
掲げた夢へ向かい
懸命に愛した
今までの自分に報いるため
さよなら 愛しい日々よ
ちゃんと目を見開き
思いの丈ぶつけ分かり合えたら…
言葉を並べる度
未練がましくなる
足掻いてる自分が不様で
恋を失った女性の気持ちを切々と歌い上げた…，といった感じでしょうか。でもねぇ…，というのがこの曲を聴きながら，歌詞カードを見た感想です。初期の小松未歩さんの歌詞が好きな者としては，あまりにも現実過ぎて，ちょっと違うような気がしてしまうのです。これは，これでありなのでしょうが…。
◇曲調
冬に聴くのにピッタリな切ないバラード曲で，冬の冷たさと透明感を感じられる曲調が，彼女の歌声とマッチしています。
◇歌詞
歌詞的には，
「言葉を並べる度に 未練がましくなる 足掻いてる自分が不様で」
がすべてを示しているのでは。恋を失った女性の未練，強がり，恨みが，たくさんの漢字で書かれた歌詞の中から感じられます。とても現実的な歌詞で，その歌詞に怖ささえ感じるともに，悲しみと虚しさを感じます。特に，「懸命に愛した 今までの自分に報いるため」の部分は…。
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