あなた色
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☆「あなた色」 作詞／作曲 小松未歩 編曲 古井弘人 Ｃ／Ｗ：向日葵の小径 したたかに しなやかに 発売：２００５／８／１７
スピード感溢れる，ポップでキュートなメロディーの曲です。こんな明るい感じの曲は，「涙キラリ飛ばせ」以来久々です。本人曰く「早口言葉みたいな出出しに，少し苦戦したレコーディング。表情豊かな音に託した気持ちは好き。一辺倒の恋心でした。」(セルフライナ−ノーツより）と言うように，恋する女性の気持ちをストレートに描いた，ポップでキャッチ−なナンバーに仕上がっています。日本テレビ『映画天国 チネ☆パラ』グランドオープニングテーマ曲です。 「歌詞について」 歌詞の解釈というと，何となく言葉一つ一つを深読みして，あれやこれやとこじつける作業であるところがあります。時にはそれが（偶然)作詞者の意図するツボにはまったり，さらには作詞者が思う以上の世界を広げることもあります。逆に，作詞者が本来意図する世界から逸脱して，世界をぶち壊し，不本意な方向に向かうことがあります。 この歌詞とメロディーを聴いていると，「素直に歌詞を聴いて，感じてみよう」と言うのが一番の解釈だと思えるのです。そう聴いてみると，世界は今風「青春群像」。大学生の日常と恋愛を描いた映画という感じでしょうか。例えば， 「夏の夜は 天の川が見事 『降ってきそうだ』と ほほえましい発言 落ち込んで どうしようもない時は テコでも笑わせてくれる 不安は あまり減らないけど 調子っぱずれの歌 これがないと 淋しい」 という部分を頭の中で映像化し，ＢＧＭに「あなた色」のメロディーを流してみましょう。映画の世界になるでしょう！ １番の「いつもそう 〜 困った顔もステキ」，２番の「夏の夜は 〜 これがないと 淋しい」の部分が実際の情景を表している部分です。そしてサビの 「知ってるよ ホントは 不器用だとか 涙もろいとか カッコ悪いとこも 全部 ひっくるめて大好き 照れ屋なとこも もっといっぱい見せて ありのままを 私だけに」 「知ってるよ 誰より 逞しくて ずっとロマンチスト こだわってるとこも 全部 ホッとできる居場所 努力家だし みんなに言い触らしたい 幸せだよって 大きな声で」 の部分は，主人公の想いを描いています。ここは，一人部屋で彼を思うシーンでいきますか…。そして，主人公のナレーションで影の声としてサビの歌詞を語らせましょうか…。 そしてこの歌詞(映画）の一番の要！「喋り方も 髪型も 美的センス どことなく似てきた」この部分に限ります！！ この歌詞を素直に解釈するとこのようになります。「小松さんの歌詞だから…」と見れば，素直すぎてイロイロ意見もあると思いますが，歌詞全体や上にも書いたセルフライナ−ノーツから作詞者：小松未歩さんのこの歌詞への想いは，素直な解釈で良いのだと思うのです…。それが，ポップでストレートなメロディーになっているのだと思えるからです。 |
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