「いい日旅立ち・西へ」
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☆「いい日旅立ち・西へ」 Lyric ＆ Music Shinji Tanimura Arranger Takefumi Haketa Ｃ／Ｗ：月光（音源：武道館ライブ） 発売：２００３／１０／２９
ＪＲ西日本のキャンペーンソングです。山口百恵さんが1978年にリリースして，ヒットした曲のリメークです。本歌の方も国鉄（現在のＪＲグループが１つの国営企業だった時の名前です。正式には日本国有鉄道）のキャンペーンソングでした。あと，国鉄のキャンペーンソングで思い出すのが，郷ひろみさんの「ジャっパン〜」で有名な「２億４０００万の瞳」や，ひょっとしたら違うかもしれませんが「遠くへ行きたい」もそうではなかったかな…？ 私自身，山口百恵さんバージョンのドーナツ盤レコード（シングルレコードです。CDではありません。）を持っています。個人的には，山口百恵さんはどちらかというと嫌いな方でしたので，どうして買ったのか今でもわかりません。特別好きな曲でもなかったですし…。ただ，まだ小学生で，お年玉で買ってきたことだけは覚えています。 今回の鬼束さんバージョンですが，本歌がものすごく有名で，強烈に人々の記録の中に残っている曲にしては，あまり違和感がないというか，自然に聞けますね。それは，百恵さんバージョンの歌声と，鬼束さんバージョンの歌声が何となくクロスしているような気がするからです。百恵さんも，鬼束さんも歌の雰囲気が似ているよな気がします。どちらも，歌としては陽というより陰の方だと思いますし…。 歌詞については，今回，谷村新司さんがJR西日本用に書き直していると聞いていたのですが，まぁ，ほんの少し程度だと思っていました。歌詞カードを見てビックリ。 「ああ 日本のどこかに私を待ってる人がいる いい日旅立ち 」→ここまで の部分が同じだけで，あとはすべて違います。特に鬼束さんバージョンで目に付くのは，サビに入る直前に必ず出てくる「西へ行く」というフレーズです。ＪＲ西日本のキャンペーンソングだからなんでしょうが，百恵さんバージョンの方はこれほど露骨になっていません。むしろ，あまりキャンペーンソングを感じさせないつくりになっていて，歌詞を通して，主人公の女性のセンチメンタルさと，そこに描かれている旅の情景が，聴き手に伝わってくるという感じになっています。やはり，谷村さんも年齢を重ねて，商売上手になったのかな？ 曲調は，本歌の雰囲気を上手に残しずつ，鬼束さんの曲らしい（羽毛田さんの編曲らしい）出来上がりになっています。 |
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