「My Favorite Town 金沢（１）」 
高校１年の夏休み，当時の仲間と「金沢」に２泊３日の旅行に行きました。そのとき，金沢の町がとても気に入って，「絶対この街で暮らすぞ！」と決意し，３年後，大学進学を期に，４年間金沢に住むことが出来ました。 金沢のいいところは，しっとりと落ち着いた町並み，時間がゆっくりと進む町のテンポ，そして，人の温かみでしょうか。 大学が町の中心「金沢城址」にあり，大学の正門が重要文化財の石川門でしたので，毎日の通学がお城への登城という雰囲気でした。また，どこに出かけるのにも便利で，香林坊・片町の繁華街，武蔵や有名な近江町市場は，庭のようなものでした。ただ，隣にあった「兼六園」は無料になるとき（桜の時期と，百万石祭りのころ，月１日の金沢家庭の日）以外は行きませんでした。 春や秋の観光シーズンになると，通学で自転車を走らせているとよく，石川門・石川橋のあたりで道を聞かれたものです。キャンパス（城内）にはいると，石垣や堀があり昔のたたずまいを結構残していました。また，季節によって表情を変え，春は桜，夏は緑，秋は黄や赤や茶，冬は白（私のいた４年間は暖冬続きで，雪はあまり降りませんでしたが…）というように，自然を楽しむことが出来ました。あと，大学自体，のんびり，しっとりとした大学で居心地が良かったです。 残念なのは，移転によって大学が城跡から山の奥にいってしまったことです…。 
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